浜松のバイク屋さん

街角のバイク屋さんの平凡な日々。ご近所のおばちゃんのスクーターのパンクを修理したら代車のお礼にみかんをもらって喜んでいたりします(^^)

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鈴鹿60分耐久結果

コンソレーション鈴鹿60分耐久レース、

「5」

「4」

「3」

「2」

「1」

スタートです。



ピットから見守る私たちの視線は、
スタートライダーの竹内選手に向けられています。

「あっ、すべった」

その後にマシンに向かって走り出しています、
2、3歩遅れました。


無事に?マシンにまたがりスタートしました。


ピットの中では、大ウケ(^^)

「いやー、やってくれるな(^^)」

「お約束をわすれないなぁ(^^)」

「ねらったのかなぁ(^^)」

「まあ、緊張もとけただろう(^^)」



、、、好きな事を言っています。(^^)


スタートには、ルールがあります、

「片足はコース上の白線に乗っていなければいけない」

ゆえに、もう片足(踏ん張る足)は、芝生の上です、

すべります。(^^)


斉藤選手、気をつけましょう、

ミニモト出走をお考えの皆さん、

参考にしてください。(^^)



1コーナー入口はダンゴ状態です、
スタート直後のトラブルなどなく、オープニングラップが進みます。

ピット内のモニターにレースの内容が映し出されます、
みんなでそれを見ています。


「あれ?、今映ったの由浩くんじゃねぇ?」

いくつかのコーナーを抜けると、
真ん中ぐらいに赤いマシンが見えます。


「結構前の方にいたけど、、、」

モニターの画面が変わります、
、、、あれ?、あの赤いマシンは、、、410号車?、、、かな?


「1、2、3、、、、7番手?、、、由浩だろぉ?」


「見間違いじゃない!
410号車は、7位を走っています」


「おおっ、すげぇぇ!!20台を抜いている!!」

いきなりピットの中が大騒ぎ(^^)



最終コーナーを抜けてストレートにマシンが帰ってくる、
オープニングラップは、水本レーシング、ブッちぎりです。

その後に、次々と帰ってきます、
、、、、、、いたっ!(いたっ、、、て、珍獣じゃないんだから)


ピットの中が大騒ぎ(^^)

すみません、ご近所の方々。m(_ _)m


まあ、それはそれ、<コラッ

これはこれ、モニター越しに見守る私たちの応援に力が入ります。

一台抜け出した水元さんの後ろは、ダンゴ状態、
竹内選手のポジションアップが進みます。

その姿がモニターに映るたびに、
みんなで大騒ぎ(^^)


がんばれ、竹内選手、

ライダーは、一人で走ります、

それでも、ここで応援をする20人近くの仲間が応援をしている、

決して一人ではない。



先頭集団の前を走ろうと、竹内選手はがんばっている、

シケインの飛び込みで、2台をまとめてパスをする、

最終コーナーのアウトラインからさらに1台をパスする、

そのまま引き離しにかかる。



竹内選手は、一生懸命に走っている、2位に浮上してくる、

ピットの中は、さらに大騒ぎ。(^^)

CIMG1594.jpg




その後にさらにペースアップをしてゆく。


前々日の走行では、予選アタックライダーの松下選手の走行と、
マシンのセットアップにほとんどの時間を使っている、
竹内選手の走行時間はほとんどなかった。

ほぼ、ぶっつけ本番状態でのレースになってしまったが、
竹内選手の必死のライディングが続く、
タイムも上がってくる、すでに予選通過タイムを上回っている。


腕を組み無言のままモニターを見守る竹内兄ちゃんに声をかける、

「由浩くん、いい走りですよ」

「うん、、、」

目線を動かす事無く、短く返事をする。

竹内兄ちゃんは、今年は仕事の関係でレースの参加はできなかったが、
応援でピットに来てくれた、とても心強い存在です。


今は、同じライダーとして、その走りを見守っている、

そして、アニキとして、その走りを見守っている。


優しくもあり、不安そうでもあるその目はモニターに向けられたままである、

組まれた腕には、「グッ」と、力が入っている、

一生懸命に走る弟を見守っている。



ライダーは一人で走る、

それでも、決して一人ではない。




竹内選手は、着実に後のマシンを引き離しにかかっている、
410号車、マシンもしっかりと走っている。


無言のまま、モニターを見守るむらまっちゃんに声をかける、

「むらまっちゃん、いいマシンですよ、いい仕上がりですよ」

「ううん、速いねぇ、、、」

こころ、ここにあらず?、、、かな?
造った本人も驚いている。(^^)


むらまっちゃんも忙しい中、マシン構築に時間を割いて進めてくれた、
そのマシンがしっかりと走っている、きれいな回転とスピードにスピードを乗せて、
メインストレートを走り抜けてゆく。


「むらまっちゃん、いいマシンですよ」

「うん、、、」


竹内選手のライディングと、むらまっちゃんの力で、
410号車は、2位を走っている、ほぼ独走状態になっている、
それでも、目線はモニターに向けられたままである。


ライダーは一人で走る、

それでも、決して一人ではない。




金山選手より声をかけられる、
竹内選手の走りは良い、走行時間の割り当ての相談を受ける。


「私の走行時間を削ろう」


竹内選手の走行時間を少し伸ばして、
ケガによりタイムアップの厳しい自分の走行時間を削ろう言う、
レースに勝とうと、予定の変更を提言してくる。


「えっ、いいんですか、それで、、、」


金山選手も、レースを楽しみたい気持ちがあると思う、

それでも、レースに勝つための作戦を金山選手は考えている。


思えば、朝から通して全体を冷静に見ているのは、金山選手である、

今でも、冷静に作戦の変更を考えている。


松下選手の走行を見て、最終ライダーを決定する方向でゆく、
後にこの作戦が、最終ラップの劇的なラストを決めていたのだと、
その時は、だあれも知らなかった。



ライダー交代の時間が近づく、

準備を進める松下選手に声をかける。

「頼んだぞ」

「任せてください、由浩さんの走りを無駄にはしません」


一人のライダーを、みんなで応援している、

一人のライダーの走りが、みんなに力をくれる、

ああ、いいチームだなぁ、と思った。



竹内選手にピットインのサインが出される、
竹内選手より、確認のサインが帰ってくる。


傍らにいる、竹内兄ちゃんに声をかける、

「帰ってきたら、由浩くんを褒めてあげてください」

「ああ、、、」

少し照れくさそうに返事をしてくれる、

兄ちゃんの緊張も少しはやわらいだ様子です、

サンキュウ、由浩くん、いい走りだったぜ。



いよいよピットイン、ライダー交代です、
ピットの中に、にわかに緊張が走る。

さあ、ライダーに負けないように、
キッチリと、いい仕事をしようぜ。


正直なお話、実は、あんまり覚えていないのです、(^^)

ライダー交代も無事にトラブルもなく、アッサリと進んで松下選手とマシンを送り出した、

特に慌てる事もなく、本当にすんなりと送り出した。


ピットクルーは、本当にぶっつけ本番(^^)
大まかな役割はあったが、みんな、普通にアッサリと進めた、
それこそ何年も組んでいるチームのようです。


ああ、いいチームだなぁ、と思った。


そして、みんなに、もみくちゃにされながら褒め称えられている竹内選手に声をかける、

「いい走りだったよ」

「いやー、必死でしたよぉぉ」

「ああ、伝わってきたよ、よくがんばってくれた」

「ありがとうございます」



いや、それはこっちのセリフだよ、

よくがんばってくれた、

最後尾スタートから27台抜いて2位で帰って来てくれた、

一気にピットの中の空気も盛り上げてくれた、

本当に、いい走りだった。


去年は、竹内兄ちゃんに助けられた、

今年は、竹内弟さんに助けられた、

まずいなぁ、この先ずっと頭が上がらないぜ。(^^)



マシンの状態を聞くと、

「いいマシンですよ、よく曲がるしストレートも速いです」

横で聞いているむらまっちゃんも、うれしそうです、(^^)

メカニック冥利につきますねぇ。




交代した松下選手が、モニターに映し出される、
アッサリと練習走行のタイムを上回ってくる。

予選通過タイムは、3分7秒台、
それすらもアッサリと上回ってくる。

周回を重ねるたびに、タイムを削ってくる、
すでに5秒台に入っている。



喜びで盛り上がるピットの中で、
一人後悔をしている。

フライホイールのナットが緩んだ、

今までにないトラブルが予選直前に出た、

予選出走ならず、

私の中でも経験のない出来事だった。


エンジンを組む上で、一番トルクが必要な部分です、
特に気にしている部分です。

実は、その時だけに出番のあるトルクレンチがある、
普段は、ケースに入れたままである。

つまりは、そのトルクレンチの出番が、
最後の最後の仕上げになるのです。

キッチリと組んだはずが、
トラブルが出てしまた、
私の責任だと思う。



予選のタイムアタック終了後に、ピット裏の部屋まで、
松下選手に謝りに行った。


金山選手が声をかけに行った、しばらく後に行った。


すでにツナギから着替え終わって、
楽な格好をしながら、流し台で顔を洗っていた。


「、、、松下くん、、、」

恐る恐る声をかけると、

気が付いた様子で私の方に顔を向けた、

、、、

、、、とても言葉にできない、


、、、声が出ない。




「お疲れさまですぅぅ」(^^)

いつもの爽やかな笑顔で私に声をかけてくれた、

「すまなかった、俺のせいだ、、、」

必死に声を絞り出して、頭を下げた。



「いや、いいですよぉ、てんちょうさんのせいではないですよぉ」

頭を上げる事ができない、、、

声が出ない、、、

流れる水の音だけが部屋の中に響く。


「やめてくださいよぉ、それより60分耐久でがんばりましょう」


顔を上げて松下選手と目を合わせる、

いつもの笑顔で松下選手は、話を続ける、


「また、がんばりましょう」(^^)


「、、、ああ、そうだな」



松下選手は、怒ってるわけではない、

それでも悔しさはあったと思う、

すまない、俺のせいだ。



松下選手は、着実にタイムを削ってゆく、
すでに4秒台に入れてきた。

前の走行より、すでに3秒以上速いタイムです、
440号車の予選突破タイムを狙っています。(^^)



そうこうしていると、水本レーシングピットイン、
マシントラブルの様子です。

イレギュラーのピットインに周りのチームからも視線が送られています、
当然私たちもモニターを見ています。

どうやらチェンジリンクあたりを見ています、
トラブルによりピットに止まっています。


ごめん、もうちょっと止まってて(^^)
申し訳ないのですが、そう願ってしまいます。


モニターに向かって、怪しげなオーラを送ります、(^^)

もうちょっと、止まっててね、

(もうちょっと、止まっててね)

「もうちょっと、止まっててね」

いけねぇ、声に出ちまった。(^^)


横にいたむらまっちゃんに、

「やべぇ、聞こえちゃった?思わず不のオーラを送っちまいました」

などと言ってみると、

「うーん、僕も送ってた」

ああ、いいチームだなぁ、と思った。(^^)


俄然、2番手グループに力が入る、
にわかに騒がしくなる。

私たちもライダー交代です、

「早目に切り上げてくるよ」

金山選手は言っています、
すでに勝つ事を大前提に考えています。


面白くなってきたなぁ、と思っていたら、
予定より早く松下選手がピットイン。


まずい、準備が遅れた、

それでも、落ち着いて金山選手がピットアウトしてゆく。


松下選手に話を聞く、

「どうだ?」

「スプーンの入口あたりから、リアが付いて来ません」

「サスか?」

「多分」

確かに練習走行から考えると、すでに5秒以上タイムを削っている、
それに伴いネガな部分が出始めている。

「エンジンは、回っています、速いです」


水本さんが止まっていた、
かなりロスをしたと思う。

「えっ、じゃあ、チャンスですね」

「うん」


すみません、水本さん、
今回は譲ってくださいぃぃ。(^^)



最終ライダーは、松下選手で行く事になった、
ピットインのタイミングでただ今4位になっている、
どこまでいけるか?


金山選手がピットロードに姿を見せる、
準備をしていた松下選手に声をかける。

「好きに走って来い」

「わかりましたぁ(^^)全力で行きます」


金山選手のケガをおしての走行から、
最終ライダー松下選手にライダー交代です。

CIMG1596.jpg



モニターに映る松下選手の走りを見ています、
ちなみに谷くんが、器用に携帯を使って残り時間とタイムを計算しています。

私は携帯の電卓って、使い方がわからねぇ、
彼を遠い存在に思えた。(^^)

CIMG1598.jpg



「最終ラップあたりでトップに追いつきます」

盛り上がるピットの中、(^^)

火に油を注ぐ?応援するこころにさらに力が入ります。


がんばれ、松下選手!



すでに残り時間も少なくなってきています、
、、、追いつけるか?


トップグループのライダー交代も進みます、
一応に早いです、どこのチームも必死です。


逃げ切られるか?追いつけるか?

がんばれ、松下選手!

がんばれ、410号車!



モニターは、トップを走るマシンを映し出しています、
その後方に、チラッと赤いマシンが映りました。

ピットの中は、大騒ぎ(^^)

追いついてきた。


残り時間もない、

ラストラップになるだろう、

追いつけるか。


赤いマシン、410号車がメインストレートを駆け抜けてゆく。


いつの間にか、みんなが静かになっている、

それでも、声に出さない応援を送っている、

がんばれ、松下選手!


スプーン入口でトップに追いついた、

行けるか?抜いたか?、、、


モニターの画面が切り替わる瞬間、

前を走るのは、、、





赤いマシン、ゼッケン410番!


「おおおおっっ!!」

優勝した勢いで歓声が沸く(^^)

いや、実際トップを走っています。


フィニッシュラインに、チェッカーフラッグが用意される、

思わずピットより走り出してしまう、

最終コーナーより、松下選手の姿が見える、。


やべぇ、夢かもしれない、、、

フィニッシュラインでチェッカーフラッグが振られる、、、。



「オートショップムラマツ&櫻花&二輪工房ネルガル」

ゼッケン410番、トップチェッカーーー、

優勝です。



えっ?マジッすか?

夢じゃねえよな、、、

いいの?優勝で、、、?


大騒ぎのピットの中を見ていると、

どうやら、本当らしい。



次々にマシンがチェッカーを受けてゆく、

ゆっくりとアクセルを戻したマシンが1コーナーに入ってゆく、

ウイニングランをしています。


ピットに戻ってきた、松下選手と赤いマシンをみんなで取り囲んで祝福をしています、

カメラマンやら、取材やらで、もみくちゃになっています、

うーん、近寄れない(^^)

CIMG1599.jpg




「えっ、優勝?、マジで?」

必死に走っていた松下選手も驚いています。

CIMG1600.jpg




カメラマンに向かっての記念撮影の様子、
池本選手が自分の事の様に喜んでいます。

「こんな感じで並びましょう」

みんな、うれしそうです、

ああ、いいチームだぁ、と思った。

CIMG1602.jpg


この時の写真が、鈴鹿のHPにも載っています、
みんな、うれしそうです。



ようやっと、前にいけたので、

がんばったライダーと、がんばってマシンを造ったむらまっちゃんと並んで、

記念にパチリッ(^^)


鎖骨が折れている、むらまっちゃんも思わずバンザイ、

むらまっちゃん、骨折が悪化しますよぉ、(^^)

ちなみに、金山選手も骨折は、完治していません、

すげぇチームだなぁ、と思った。(^^)

CIMG1604.jpg






2008鈴鹿ミニモト4時間耐久レース オープンクラス

コンソレーション鈴鹿60分耐久レース


みんなの力を合わせて、優勝する事ができました、

ありがとうございます。



410号車、「オートショップムラマツ&櫻花&二輪工房ネルガル」

松下健一選手

金山和弘選手

竹内由浩選手


440号車、「チームイズミ&櫻花&二輪工房ネルガル」

斎藤剛毅選手

池本泰教選手

横手義博選手



メカニック

村松達也

瀧井正明

中野篤

ネルガルてんちょう


ピットクルー

和泉理生

青木宏至

青嶋健二

沢木豊

菅野康樹

中山大介


アドバイザー

竹内千晴

谷健二郎

鈴木秀昌



さらに、

共に応援してくれて、ピットに花を添えてくださった、

櫻花スタッフの方々、かわいらしい女の子達(^^)

ありがとうございます。





さあ、次はいよいよ、

4時間耐久レースの決勝です、

また、がんばりましょう。




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